感動を誘う映画作品集

ワルキューレ

では最後に紹介するのは、戦場のピアニストでも取り上げられたアドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツにて、実在していた『クラウス・フォン・シュタウフェンベルク』を主人公にした『ワルキューレ』を紹介しよう。タイトルのワルキューレは、実際にクラウスがヒトラー暗殺を兼ねたワルキューレ作戦をモチーフにしている。北欧神話に登場する戦死者の魂を導くワルキューレにちなんで、兵士たちを率いて戦う姿をモチーフにしていると思われる。結果としてはその望みは叶うことなく、処刑に処されてしまうが現在のドイツでは彼のことを英雄として評している。

そんな彼を題材にしたワルキューレを、まずは簡単にあらすじから紹介していこう。」

真実は小説より奇なり!

あらすじ

第二次世界大戦末期、ドイツは敗戦の未来を予測できるほどに疲弊していた。シュタウフェンベルク大佐は、ドイツを愛し、国家に忠誠を誓う誇り高い軍人であり貴族でもあった。そんな彼だからこそ独裁者として君臨していた当時の大統領のアドルフ・ヒトラーに対してひどく絶望を抱いていた。こんな戦いを続けていたら自分が愛した国が滅びてしまう、そう感じながら常に最前線で指揮を執っていた。そんな時、もはや秩序のかけらもなくなった無謀な戦乱の中、部下の命を救おうと上官に撤退を進言し、説得の末に何とか受け入れられたのも束の間、そこへアメリカ率いる連合軍からの爆撃を受けることになった。生死の境をさまよいながら、片目と片手を引き換えにシュタウフェンベルクは一命を取り留めた。その後、ドイツ再建のためにヒトラー暗殺計画を企てているレジスタンスの秘密会議に参加するが、そこで語られる計画は、彼にとって物足りない内容であった。ある日、自宅でワーグナーを聞いていたシュタウフェンベルクは、ドイツ戸口ないでの有事に際して反乱勢力を鎮圧する『ワルキューレ作戦』のオペレーションを利用して、ナチス政権をも転覆させる計画を思いつく。計画を実行するには作戦のが概要が書かれている文書を改ざんしながらヒトラーから書名を貰うこと、そして発動権を持つ司令官フロムを抱きこむ必要があった。レジスタンスの主要メンバーであるてトレスコウ少将、オルブリヒト将軍、ベック参謀総長らも賛同を示し、ヒトラー暗殺計画はミッションをクリアして着々と進行していった。自ら実行者を志願したシュタウフェンベルクは、最愛の妻と五人の子供たちを送り出して、小型爆弾を忍ばせたブリーフケースを持参して、総統大本営『狼の巣』へと向かった。ヒトラーも参加する作戦会議室にブリーフケースを置き、その場からさるシュタウフェンベルクは無事に最初の関門を突破する。そして10分後、狼の巣は爆破され、暗殺計画は成功したかに見えた。しかし、ヒトラーは生き延びて、ワルキューレ作戦は失敗に終わってしまう。その後クーデターを起こした反逆者として、レジスタンスに参加していた5人全員が処刑される。自分は死ぬことになるが、この行動がきっと祖国の未来に繋がると信じていた。36年という短い生涯を閉じたシュテウフェンベルクだったが、彼の行動はその後少なからずドイツにとって少しを影響をもたらしたのかもしれない。

クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐
  • 演:トム・クルーズ
  • 吹き替え:森川智之
ヘニング・フォン・トレスコウ少将
  • 演:ケネス・ブラナー
  • 吹き替え:内田直哉
ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク
  • 演:カリス・ファン・ハウテン
  • 吹き替え:小林さやか
フリードリヒ・オルブリヒト大将
  • 演:ビル・ナイ
  • 吹き替え:中博史
ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉
  • 演:ジェイミー・パーカー
  • 土田大
アルブレヒト・メルツ・フォン・クイルンハイム大佐
  • 演:クリスチャン・ベルケル
  • 吹き替え:山野井仁
ルートヴィヒ・ベック
  • 演:テレンス・スタンプ
  • 吹き替え:堀勝之祐
カール・ゲルデラー
  • 演:ケヴィン・マクナリー
エーリッヒ・フェルギーベル大将
  • 演:エディー・イザード
エルヴィン・フォン・ヴィッツレーベン元帥
  • 演:デヴィッド・スコフィールド
フリードリヒ・フロム上級大将
  • 演:トム・ウィルキンソン
  • 吹き替え:菅生隆之
オットー・エルンスト・レーマー少佐
  • 演:トーマス・クレッチマン
  • 吹き替え:宮内敦士
アドルフ・ヒトラー
  • 演:デヴィッド・バンバー
  • 吹き替え:佐藤祐四
ハインツ・ブラント大佐
  • 演:トム・ホランダー
  • 吹き替え:横島亘
ヴィルヘルム・カイテル元帥
  • 演:ケネス・クランハム
ハインリヒ・ヒムラー
  • 演:マティアス・フライホフ
ヨーゼフ・ゲッベルス
  • 演:ハーヴェイ・フリードマン
「感動」してますか?

スタッフ

監督
  • ブライアン・シンガー
脚本
  • クリストファー・マッカリー
  • ネイサン・アレクサンダー
製作
  • ブライアン・シンガー
  • ギルバート・アドラー
  • クリストファー・マッカリー
製作総指揮
  • トム・クルーズ
  • ポーラ・ワグナー
  • クリス・リー
音楽
  • ジョン・オットマン
撮影
  • ニュートン・トーマス・シーゲル
編集
  • ジョン・オットマン

クラウス・フォン・シュタウフェンベルク

ドイツでは名門貴族であるシュタウフェンベルク家の生まれで、貴族の爵位は伯爵を有し、軍の中では最終的な階級は参謀大佐として活動していた。彼の父は最後までドイツ王族に使えていた誇り高い軍人でもあり、彼の家柄がいかに気高く生きていたのかを証明していることがよく分かる。国を愛するがゆえに、ヒトラー暗殺計画を何度も実行しては失敗し、最後に無念の死を遂げることになってしまうが、彼の功績を戦後の人々は称えた。ヒトラーに対する抵抗運動の英雄として称され、戦後、国内予備軍指令部のあったベントラー街はシュタウフェンベルク街へと改名、この地に記念館が創設され、ヒトラー抵抗運動の5000を超える写真や文書が展示されている。暗殺計画に関与した将校たちが射殺された中庭には手を鎖で繋がれた若者のブロンズ像が象徴としておかれている。

また、シュタウフェンベルク外には国防大臣のベルリン事務所が置かれており、毎年7月20日にここには外国からの賓客を招き、ドイツ連邦軍の忠誠宣誓式が執り行われている。ナチス政権下のドイツでは軍人に『ドイツとドイツ民族の総統であるヒトラーに無条件の忠誠を誓う』と宣誓した。忠誠宣誓のゆえにドイツ軍の多くはヒトラー暗殺計画に参画しなかった。マンシュタイン元帥の台詞には『プロイセン軍人は反逆しない』という有名なものもある。

しかし、今日のドイツ連邦軍では特定の個人ではなく『ドイツ連邦共和国に忠誠を尽くし、ドイツ民族の自由と正義を守ることを誓う』と宣誓している。昇進できないことを条件に忠誠の宣誓を拒否する権利も認められている。

これを見る限り、シュタウフェンベルクが起こした行動が人々の心を強く動かしたことがよく分かる。それはつまり、軍内部でもヒトラーに対する疑問とその独裁振りに憤りを感じていたものが少なくなかったからかも知れない。

まとめ

さて、ここまで実話を基にした映画を取り上げてきたが内容によっては脚色を付け加えて感動ものに仕立て上げているのもあれば、実話を忠実に再現している作品もある何が正しいというわけではないが、歴史の史実を基にした映画の場合は捏造するということができないということだろう。一番初めに書いたクジラの話においても、確かにアメリカとソ連が手をとって共闘したまではいいかもしれないが、その後のクジラ達が血まみれになっているところを目撃されながらも、その事実は世界に発信されていないという、誤ったままの内容でただ2つの巨大国家が手を取り合って1つの自体に立ち向かう姿を表現しているところが、なんともナショナリズムを感じさせるところだ。映画作品は宣伝効果もあり、それが国家を挙げての内容として使われることもあるくらいなのは理解できる、ただ事実を捻じ曲げてまで伝えたいこととは一体なんなのだろうか。物事に墓なら時プラスとマイナスが存在している通り、行動を起こせばそれが必ず正しい方向に向かうことはない、自分たちが知らないだけで、本当は大変なことが起きていることもある。メディア媒体はそうした事実を把握しながら、国の圧力によってその報道の全てを遮断されてしまう。しかしそんな断絶は現代では意味がなく、インターネットという世界へと発信されている環境の中では、例え欺瞞に満ちた情報も、それに精通している人間が情報を提供すれば、すぐに嘘であるということがたやすく露見する。クジラの話においても、日本が一番注目していたなどという、個人の思想を織り交ぜた内容のようなものでもそれが真実としてまかり通ることもある。だが実際に訪れてみると、真実とは異なるということがこの世には沢山存在している。正しい情報など本当はどこにもないかもしれない、誰かがそういえばそれが真実になる、例え本物の嘘だとしても自分以外の複数人がそれを事実だと肯定してしまえば、聞いた本人もその情報を鵜呑みしてしまう。間違っているなんて思えない、それが真実だと語る人もいるかもしれないが根拠のない確定など意味はなさない。

映画のみならず、それ以外のメディア作品においても嘘は常に蔓延している。その中から真実を掘り当てることは相当骨の折れる仕事かもしれないが、一般人がそんな国にとっては都合のいい情報しか流さない中では、自分にとって必要な情報を探し、見つけることが肝心かもしれない、実話といってもそれが真実ではない。何が真実かは自分で最終的に決めることになるが、それを探す過程にも意味があることを覚えておく必要がある。

「アパート」「マンション」「一戸建て」三宮 テナントがご希望をうかがいます。「高層集合住宅」の意味では賃貸・分譲を問わず「アパートメント」が一般的?!